島根県から以下のとおりメッセージが発信されました。
県民の皆様へのお願い（令和3年12月30日）
１．このたび、出雲市内において、不特定の方が利用する２店舗を含む、４つの飲食店に関連して、オミクロン株の感染者を含む集団感染が確認されました。

２．１２月２７日に７人、２８日に７人、２９日に６人の合計２０人。そのうち、現在３人について、オミクロン株の感染が確定したところです。

３．４店舗のうち、２店舗については、顧客名簿等で特定できない利用者がおられるため、事業者の同意をいただき、昨日、店名を公表させていただきました。

この店名を公表した２店舗、具体的には、出雲市今市町の「coffee&cocktailCulture（コーヒー・アンド・カクテルカルチャー）」を１２月２３日から２５日に利用された方々、同町の「ツバメヤ」を１２月１８日から２７日に利用された方々には、県の健康相談コールセンターに連絡いただきますようお願いをさせていただいておりますので、ご協力をお願いいたします。

４．今回の患者の集団発生を受けて、より的確な調査を進めるために、厚生労働省を通じて、国立感染症研究所実地疫学研究センターの専門家派遣を要請し、昨日から職員２名を派遣いただき、出雲保健所職員と共同で調査活動に当たってもらっているところです。

５．県においては、年末年始においても保健所の体制を強化し、関係者の協力を得ながら積極的疫学調査を進め、同時に幅広な検査を実施することにより、感染拡大を最小限に抑えてまいります。

６．今回、県の要請を受けて店名の公表にご協力いただいた２店舗の事業者には、売上の減少などによる経営悪化を覚悟の上で、県民の皆様への感染拡大防止のためにご協力いただきまして、心より感謝申し上げます。
この店舗はもちろんのこと、感染した方やその関係者などに対する、インターネットやＳＮＳ上での誹謗中傷、うわさ話などは厳に慎んでください。
県や市町村などの公的機関が発信する情報に基づき、人権に十分配慮した冷静な行動をとっていただきますよう、県民の皆様に改めてお願いします。

７．感染者２０人ということで、県民の皆様にはご不安をおかけしておりますが、現在のところ、陽性者の感染のつながりが追えている状況であることから、県内で幅広く、外出の自粛や、飲食店利用の自粛や制限を呼びかける段階にはないものと考えております。

ただし、店名を公表した２店舗を先ほど申し上げた期間中に利用された方、また、保健所からＰＣＲ検査をすすめられた方は、検査を受けていただき、結果が判明するまでの間は、飲食店の利用を控えていただきますようお願いします。

８．事業者の皆様は、業種ごとに実施すべき事項を整理した感染拡大予防のためのガイドラインに基づく感染防止対策を徹底していただくとともに、県民の皆様には、引き続き「マスクの着用」、「三つの密の回避」、「手洗いなどの手指衛生」など、基本的な感染対策に取り組んでいただくようお願いします。

この他の県民の皆様へのお願いは、１１月２５日付けのお願いをご覧ください。